2008年 07月 09日
抵抗の同時代史
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道場さんの新刊が出ます。『抵抗の同時代史―軍事化とネオリベラリズムに抗して』(人文書院、2008年)。わたしの敬愛するRobin D. G. Kelleyと問題意識がかなり近く、非常に興味深く読めました。Kelleyはブラック・パンサー党や超ラディカルな地下組織だったRAMなどの、歴史的には、怒れる黒人青年たちの「取るに足りない小規模組織」として見落とされてきた組織に焦点をあてて、彼らの運動がいかに豊かで、後の世代をインスパイアするオルタナティブなヴィジョンや夢に溢れていたかということを論じるわけですが、彼は、社会運動を、運動する主体のヴィジョンが達成されたかされないかをめぐって評価しようとはしないわけです。なぜなら、それに焦点をあてれば、ほとんどの社会運動は敗北といわざるを得ないから。そのかわりに、運動の中で培われた、ローカル、グローバルな繋がりだとか、新しい、というかオルタナティブな知・理論・問題を生み出したというところを中心に、非常に魅力的な文体で当時(特には1960年代)の運動を描き出しています(Freedom Dreamsって本です。わたしこれ訳してみなさんに読んでもらいたいぐらいです)。って、道場さんじゃなく、Kelleyの宣伝になっている・・・・でも道場さんの問題意識もまさにここにあるのです!とにかくおもしろいから(勉強にもなるし)買って!読んで!(もちろん道場さんの方ね)そして相変わらず写真の撮り方が下手ですみません。
by unionextasy
| 2008-07-09 11:40






