11月19日、岸本氏ら証人尋問
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先月の原告(井上・小川)の本人尋問につづき、11月19日の被告(京都大学)側の証人尋問が最後の大きな山となります。是非、傍聴に!
11月19日(金)京都地裁208法廷
午前10時半~ 岸本佳典 総務部長
午後1時半~ 辻井喜美代 前整理掛長(文)
午後3時~ 小坂吉美 元事務部長(農)
今までの裁判のながれ
1(原告/井上・小川)
京都大学において(複数の部局で)4年間で4回契約更新されているので、いわゆる更新期待権が発生しており、契約期間満了のみを理由とした雇い止めはできない。
2(被告/京都大学)
実際の雇用の責任は部局にある。部局間の異動は、雇用の継続にあたらない。最後に雇った部局では半年しか働いておらず、更新期待権はない。
3(原告)
仮にそうであることを認めるとしても、文学部では契約更新をしている。そして5年プロジェクトの3年目で雇い止めになっており、更新期待権を踏みにじる不当解雇である。
4(被告)
文学部での雇い止めは、仕事がなくなったためであり、それは一年前に通知している。
5(原告)
いや、仕事はあり、通知もしていない。雇い止めは、組合嫌悪による不当労働行為である。日常的にパワハラのある職場であって、特に組合結成後は強いパワハラを受けており、雇い止めはその結果である。
証人尋問
前回の本人尋問で、ポイントとなったのは、
・文学部に雇うためのお金、仕事があった
・文学部での期待権
・文学部でのパワハラ
尋問の中でそれぞれ証明でき、こちらの主張にすじが通りました。今回の大学側の尋問もその可否が一番のポイントとなると思います。
証人尋問というのは大変なものです。前回、ひとり一時間半、緊張を強いられる時間でした。今回は大学側です。岸本さん、辻井さんらがどんな発言をするか注視したいと思います。