何のための人権委員会?
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これまで赤松明彦・前研究科長は、T掛長のパワハラを大筋で認め、調査委員会の設置を約束していました。ところが今日、佐藤昭裕・新研究科長は、「裁判で係争中なので影響があるといけない」「(調査は)裁判の行方を見すえてからにしたい」などと述べました。調査委員会の設置はするが、メンバーの選任は当面行わず、調査を先延ばしにするというのです。
これは問題発言です。人権委員会は独立の機関であるはず。極端な話、「大学に不利な結果が出たらマズいから調査を行わない」というのでは、何のための人権委員会なのでしょうか。本部に何か言われているのでしょうか?
人権委員会は、部局の責任で設置するものであり、学部の「自浄能力」が試されています。先延ばしは責任逃れ、保身でしかありません。「学部自治」の名が泣きます。
学内の規定では、ハラスメントの申し立てがあった場合、速やかに調査を行い、3か月以内に報告をすることになっています。「裁判で係争中の場合は調査しなくて良い」などとは、どこにも書いてありません。
教授会で、メンバーの選任については佐藤研究科長に一任されたとのこと。つまり、研究科長の胸三寸で、いつでも調査を開始することはできるのです。佐藤さん、よく考えてみてください(あさってまでに)!