イロハニの中
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井上:いや、A4、140枚なんてふつうでしょ。むしろ薄いほうですよ。しかしドラム缶風呂のいちばん際どい画像だけ、証拠として提出されてましたね。甲13号証ですか。
小川:こんなとこで自分の半裸の写真みるなんて、びっくりです。あの職員課の課長さん、おだやかそうな顔をして、かなりうそのまざった陳述書書いていますね、読んでいると、われわれが極悪に感じられてしまいます。ストライキ2日目、課長さんがいいっていうから、クスノキのとこにあがったのに、勝手にあがったとか。
井上:岸本さんに言われて無理やり書かされたんでしょ。
小川:しかし、松本総長の考えてることはまったくわからん。(一任とかいうて、)
井上:いや、だんだんわかってきたよ。
小川:井上さんはいろんな人に相談してるからなあ。
井上:まず、仮処分の範囲がクスノキ下に限定されてるのが不自然。ふつう学内全域でしょ。
小川:えっ。
井上:いや、だから、そうじゃないと意味ないじゃん。別紙の図イロハニの中から出たら強制執行できないわけだし。きっと「クスノキの下だけはやめて!」(でも、よその場所ならOK♪)という松本さんのメッセージじゃないかな。いわば親心ですよ。
小川:‥‥。
大分大学から、うれしいニュースが届きました!
■ 大分大学が契約満了の非常勤職員を再雇用 (大分合同新聞4月16日)
大分大学は十五日、三月末に契約期間を満了した非常勤職員十一人のうち、雇用の継続を希望した八人について、選考試験(面接)を実施した上で全員を再雇用したことを明らかにした。雇用期間は一年。
世界的な不況のあおりで、多くの国立大学で非正規労働者の「雇い止め」が問題化している。大分大学では「雇用状況の悪化」に配慮して、雇い止めをなくす方向で検討していた。
同大学の非常勤職員は計七十人。学部事務室や本部の各課などで勤務している。雇用の期間は特別な場合を除いて三年。
大学は、三月末に契約期間満了を迎えた非常勤職員のうち、継続雇用の希望者について仕事の内容や量などを調査し、四月以降も必要な人材と判断。面接をした上で全員を再雇用した。本年度中に契約が満了する五人も同様の対応をする。
二〇一〇年度以降の対応は秋ごろまでに決める方針。羽野忠学長は「大学の仕事に慣れた人材であり、契約期間が過ぎたという理由だけで雇用を切るのは得策ではない」と話した。